3羽の小鳥

3羽の小鳥とは

3羽の小鳥の原点はアフリカ

小さな頃、だっこちゃんや、ちびくろサンボが好きという感覚以前に、 すごく気になって仕方なかった。

なぜ、黒い体に腰にしか服がないんだろう?

中学生の時に、父のこだわりのステレオから流れてきた音色に訳もわからず涙した事があった。

それは、ラジオから流れてきた「スティールパン」の音色だった。

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どこの国の、なんの楽器かも知らないまま、後に大人になってから、 アフリカから奴隷で連れて来られた人たちが、つくり出した楽器だと知り衝撃を受けた。

なぜ、苦しみの中から、こんな美しいワクワクするような音色が生まれて来るんだろう?

懐かしさもあり、大好きでいつも聴いていたレゲエ、スカ、カリプソ、キューバ音楽、サンバなど。どれもただただ心が解放され、楽しい幸せな気持ちにしてくれる音楽であり、そこに共通しているのは、アフリカの奴隷たちが、そこそこの土地で根付き、アフリカのリズムと融合されて生まれたリズムだった。

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なぜ、私には想像もできないほどの苦しみの中から、こんな思わず踊り出してしまう楽しいリズムをつくることができるんだろう?

なぜ、彼らは、こんなにも力強い笑顔でいられるんだろう?

本当に不思議でたまらなかった。。

でも、初めてアフリカに訪れた時に、やっとその謎が解けた。

それは、彼らは、どんなに辛い状況を抱えていたとしても、「今」を楽しみ、「今」を生きている。

なんて豊かなんだろう?

日本では、アフリカの方たちより物質的には豊かなはずなのに、起きることもわからない未来の事を心配したり、過去のことに囚われたりして、「今」という瞬間を感じ生きていないように感じる。

だからこそ、アフリカから学べることが沢山あるのでは?と思うのです。

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アフリカへの道のり

私にとって、アフリカは特別な存在過ぎて、気軽に行ける場所と思えませんでした。

ある意味、「最後に辿り着く場所」であり、「本当の自分が帰る場所」というイメージでした。

だから、今の私には、「まだ行けない」とさえ思っていました。

2005年に、「愛 地球博」のアフリカ館に行った時に、

やっぱりアフリカだなぁ。。って、

懐かしさ、居心地の良さに離れられなかった。

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2007年からずっと頭の中で「原点回帰」という言葉が聞こえてきて、2008年に、上京時代にピリオドを打ち、ずっと行きたかったトリニダード・トバゴ、ジャマイカ、キューバ、メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス、マイアミ、NYと旅に出る。旅中、アフリカを調べてみたけど、チケット高くて断念。でも、ジャマイカではアフリカに馳せる想いが土地から感じられ、ますます大きい存在となっていく。

東京時代では、タイ料理レストランでイベント企画をしており、8割型アフリカンルーツの音楽のライブを知らずとブッキングしていた。

2009年以降は、洞爺の地元のアフリカンパーカッショングループで遂にリズム、アフリカンダンスを勉強し始め、ますますアフリカに魅了されていく。

そして、2013年念願のアフリカへ渡航。飛行機の中から、海から遂にアフリカ大陸に入った時、大陸から熱いエネルギー感じられ「やっと帰って来れた〜!!」というフィーリングが出てきて、涙が止まらなかった。

ケニア、エチオピア、セネガル、ガンビアと訪れた。

中でもセネガルでは、夢で見た景色に何度となく遭遇し、ずっとアフリカに想いを馳せ、ここには何かあると根拠のない自信があったが、その答え合わせをする事ができた。

なぜ活動を広めたいか

アフリカのリズムは、アイヌ民族が歌で文化を伝承してきたように、文字を持たない代わりに太鼓、歌やダンスが言葉となって伝えられてきました。

太鼓や楽器は、自然の中のものから、そして動物の命をみんなで頂いた後に皮として使われ、 命の誕生、結婚、割礼、畑を耕したり、作物の収穫などなど、沢山のリズムが暮らしの中にある「生きたリズム」なのです。

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そのリズムには、心の奥底に眠っているものを動かす力があり、音楽の授業では習う事のない、命の輝く豊かな世界。

太鼓のリズムは、私たちがお腹の中にいた時に聞いていた、お母さんの心臓の鼓動にも似ており、どこか懐かしさがあるのだと思います。

最初は、アフリカの黒い肌の方たちを見て、 子どもたちは固まってしまったり、泣き出したり、先生から離れようとしません。

でも、太鼓の音が鳴り出した途端、さっきまで泣いていた子が、 笑顔になり、跳ね出したり、太鼓に近づいたり、小さな子は眠り出したり。 そこには、親御さんや先生たちが見た事のない表情があります。

私自身、幼少の頃、長女だったこともあり、我慢する事も多く、 よく兄弟や他の人と比べられてきたので、 いつしか「私はできない」「悪い子」「ダメな人間」などと思い込み、 いつも、親や大人の観察をして、顔色を伺い「〜したい」「〜欲しい」が言えず、 「ここで楽しんでいいのかな?」など、心のまま自己表現ができない子どもでした。

これは、私の思い込みで創り上げてきた自分の世界で、 親や周りは全く関係ありません。
むしろ、今では、その思い込みがあったからこそ、活動の想いに繋がっています。

現代は、子どもの事件も絶えなく、時代や教育の流れなど大人の都合で、 ますます子どもたちが不自由になっているように感じます。

よく子どもは、大人の背中を見て育つと言いますが、私の幼少期のような同じ思いをしている子どもたちに、アフリカのこの生きているリズムを通して私たちや先生が、めーいっぱい自由に楽しんで笑ってる背中を見てもらい

「あ、ここ楽しんでいいんだ、踊っていいんだ、はしゃいでいいんだ」

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※子どもたちの写真は、園様、親御様の許可頂いてます。

そんな安心で喜びの時間を子どもたちにプレゼントしたいと思っております。

よく、先生や親御さんから、「〇〇ちゃんのこんな表情、ダンス初めて見ました!!」「この子、踊るんだ!!」などの感動のお言葉を沢山頂きます。

私たちにとって、やってきて良かった〜!!と幸せな気持ちになります。

私が、アフリカの方たちから、どんな深刻なことでも「なんとかなるさ〜」って 力強い笑顔や、今を精一杯楽しみ生きる姿に、 今まで本当に生きる力をもらってきました。

そんな自分の経験も生かしながら、 言葉よりも早く心に届くリズムやアフリカの文化を通して、 沢山の方を笑顔にしていき、1人でも多くの方が豊かに生きるヒントを 受け取って頂けたらと活動を続けて行きたいと思っております。

「3羽(さんわ)」は、3つの「わ」和 輪 環 にかけています。

人や音、国、文化などが交じり合い和み
その笑顔、喜びが、大きな大きな輪となり
そのエネルギーが地球全体の人々の調和へと循環されることを意図しています。

主な活動

こんな想い

理念日本とアフリカの人、文化を繋ぎ、両者の喜び、愛、調和、平等を生み続けます。
目的今を楽しみ、今を生きる、1人1人の奥に眠っている光り輝く魂を目覚めさせるお手伝いをします。

パワーをもらった歌

3羽の小鳥は、私の大好きな歌ボブ マーリーの「Three Little Birds」から頂きました。 この歌には、旅や人生の旅で、大変な時にいつも「大丈夫だよ」と、助けられていました。

和訳のものをご紹介させて頂きます。