なみだスイッチ
- 2006年06月26日
- 日ごろのこと
27日から、7月3日まで江別の実家に帰る事に先々週末突然決めた。
先々週、おとうが東京出張で来た。滅多に北海道帰れないから、おとうに会いに行った。
やっぱり白髪が増え、頬が自然の重力で垂れてきている。あぁ、姿見た瞬間に、涙がなぜか込み上げてくる。
そう、私のなみだスイッチは、親そのものなんだ。上京してから、そんなスイッチができた。
おとうは私を見つけると、金歯をみせながら、ニタぁっと嬉しそうに笑う。
そういえば、以前こんな事があった。
ある日突然、今の職場におとうが現れた。。昼間に、お店を閉めて全体ミーティングをしている時に、「たかはしけいこ居ますかぁ?」と、スーツを来た男性が訪ねてくる。
他のスタッフが対応してくれていて、「けいちゃーん!」と呼ばれたので覗くと、エントランスにでっかい絆創膏を額に当てた、おとうが立っていた。。。
ミーティングしている中、大きい声で大泣きしながら「おとう、なしたのさぁ。。。」と駆けつける。もう私の中では、おとうが何故ここの場所がわかったのか、居るのか、この絆創膏はどうしたのか、とパニックになった。。
とりあえず、みんなの所に戻り、上司とかもいるのに、「おおおおお父さんが。。。でででででででーっかい絆創膏しててぇー(シクッシクッ。。)」と、まるで子供の様に泣きながら、言葉にならない。みんなが、「いいから、お父さんの所いっといでぇー!」と、気を回してくれ、テラスで汗をかいている、おとうにアイスコーヒーをもてなす。絆創膏はというと、帯状疱疹といわれたらしい。。
たった5分の、炎天下の日の懐かしい和みのひととき。。
暑い中、スーツを来た背中が見えなくなるまで見送った。。。
今回は、生まれて初めて、おとうと呑みに行った。少し体が不自由になったおかんの事、どんどんボケが進行しているバアちゃま、完璧ボケて身寄りがない施設にいるバアちゃまの姉さん、兄弟や死んだじいちゃん、親戚たちの事など、いろーんな話をした。。。
おとうも年とって変わったなぁ。。まぁるくなった。
帰り、おとうの泊まっているホテルがある駅まで会いに来たのに、電車に乗り、途中まで送る。。と、譲らない。あぁ、またスイッチが。。結局、新宿まで来てくれ、おとうの乗る山の手線を見えなくなるまで大泣きしながら見送る。おとうも、見える限り、手を振っていた。
今回急遽帰ろうと決めたのは、おとうも体調良くないらしく、娘と話して気が緩んだのか、初めて見せる弱気な言葉。。将来、旅もゆーっくりしたいらしい。。おとうも、ちょっと疲れちゃってるのかな?だから、少し私の元気玉分けてあげてくる!!
いつか、親孝行めーいっぱいしよう。。元気なうちに。
おとう、おかん、いつも親不幸で、ごめんね。。まっててね。。