一本でつながれた記憶
- 2007年01月27日
- 日ごろのこと
いま、北海道に帰ってきています。。
上京し早6年。。6年ぶりの北海道の冬を体感している。。
痛いけど、どこか気持ちいい、懐かしい。。
今月、実家のばあちゃんが、朝方転倒し大腿骨骨折し、手術し入院した。。
その話を聞いた時、怪我の事よりも、一番に今後の経過が心配で仕方がなかった。。
3年前に、いとこの結婚式で東京に来たあと、北海道に帰った次の日、小脳梗塞になった。その時は、渋谷のど真ん中の人混みを通ったのがストレスになったのかなぁ?と、自分を責めたりしたけど、それもあるだろうが、飛行機に乗った事や、疲労、いろんな事が原因だったんだと思う。。
昔は、とても意地が悪く、よく母をいじめて、自分が物心ついた時には、いつも母が台所で泣いている姿しか覚えていない程、衝撃的な光景をいつも目にしていた。。
ばあちゃんは、顔つきはキツく、本当に意地悪で、母をかばう私とも仲があまり良くなかった。。いつも「くそババァ!!」って喧嘩もしたし、図太く長生きするんだろうなぁ。。って思ってた。。
でもその梗塞が原因で、手足が弱り、体が不自由で体力も無くなり、自分に自信をなくして以来、少しづつボケていくようになった。記憶がとんでゆく自分にも、自信を無くしていったようで、意地悪だったばあちゃんが、コロっと可愛い顔つきに。。母にも感謝するようにさえもなった。。
そんなばあちゃんが、今回入院し骨折した為、寝たきり生活、病室が移ったり、家に帰りたいけど帰れない状況など重なり、不穏状態で人格が変わってしまった。。。全然まともな会話ができなく、体動も激しい。看護士もお手上げの様子。案の定って感じで。。これから、安静度が広がり、鎮静されてゆけばいいが、このままボケ進行と共に、体力も奪われていくのか??すごく心配。。外は雪で散歩もろくに行けないし。。
絶対ボケないと思っていたばあちゃんが、梗塞になったのが切っ掛けとなり、自分のプライドや体力、そして自信という一本の線が、ばあちゃんの記憶をつないでいたんだなぁ。。と、思った。。
早く怪我が治ったらいいなぁ。。そして、可愛いばあちゃんに戻りますように。。