ケニアの日常
- 2024年04月25日
- アフリカ 愛だね〜 私を生きる
ケニアは今、雨季まっただ中。
私は、ケニアの雨が好き。
さっきまで青空が広がってたと思ったら、
あれよあれよとスコールみたいな豪雨で
瞬く間に大きな湖みたいな水溜りができ、
そして
道路は川のように溢れかえり、
どんどんコンクリだった道も崩れ、川と化す。
正直、日本ではそんな道路はまず危ないから
通行止めにするだろう。。
でも、人々はそれを受け入れ、
暮らしの営みがまた続けられていく。
朝起きると、
鶏がどこからともなく歩いて道を横切ったり、
ヤギや牛が放牧され、草を食べながら
遠くに遠くに歩いていく。
バイクは、2ケツ、3ケツが当たり前、5ケツの時も。
時には大きなタンクや車のボンネットを
人がなんとか支えながら
バイクで運んだり。
トラックが荷台に沢山の人を乗せ
大きな埃を立てながら行き交う。
外を歩くと、鼻や耳は埃で真っ黒。
トタン屋根とトタンで壁を囲っていて、
強い風のひと吹きで飛んでいきそうな小屋の中は
昼間でも真っ暗でその広さと関係ない人数が詰め込まれ
みんなで笑いながらご飯を食べていたり。。
ベランダから、その広がる世界を見下ろしていると、
「今」という、その瞬間、同時に
人々や動物、植物、自然たち生命が行き交う。
その中の自分は一つなんだと感じると
とんでもなく幸せを感じるのです。
このリズムの中で、
香りに癒されながら飲むコーヒーだったり、
ケニアで生まれた鶏の卵を目玉焼きにして食べたり、
ケニアで採れたスイカを食べ、
利尿効果で体がデトックスされる感じとか、
あぁ、私は今、アフリカで生きてるって、
本当になんでもない毎日なんだけど、
その瞬間、瞬間が気持ち良くて幸せのため息が出る。
そういう今も、大きな雨音に自分が溶けていくような
でも、こうやって雨を凌げるお家があることにも幸せを感じる。
日本に住んでた時、
車でひっきりなしに出掛けてたり、
沢山の友達に会いに行けたり、
日本は本当に美味しいものの種類があったり、
お金を出せば楽しめることもいっぱい。。
ここに来て、
いろんな物質的な楽しみは減ったかもしれない。
今の暮らしは、危険や保証がないとか
色々安心できない状況はあるけど、
不思議なくらい心の底から安堵して、
その目の前の状況に幸せを感じる。
どんな時の自分も安心して見守ってあげられる。
そんな今が私は一番気に入っている。